「このサービスのメタデータ発行は現在は無効になっています。」
WCF ウェブサービスを公開したときに、次のメッセージが表示される場合があります。
このサービスのメタデータ発行は現在は無効になっています。
スクリーンショットは次のようになります。
メタデータ発行とは?
そもそもこのメッセージは一体なんでしょうか。
WCF ウェブサービスに限らず、通常 Web Service は WSDL を用いて、そのウェブサービスとメッセージをやり取りするためにはどうすればよいか記述されます。 WSDL を公開することによって、そのウェブサービスとの通信方法がわかるので、 ウェブサービスとメッセージ交換をするクライアントプログラムが容易に開発できるようになります。 この意味で、ウェブサービスは WSDL を公開することはとても重要です。
WCF ウェブサービスでは、「メタデータを公開」といえば通常 「WSDL の公開」 を指します。 WCF ウェブサービスでは、asmx と同様に "ウェブサービス URL?wsdl" を要求することで、WSDL が取得できるようになってます。
以上から、上記の警告メッセージは結局、「現在 WSDL が公開されてませんよ」 ということを述べているのです。
必ずしも(特に運用中には) WSDL の公開は必要なものではありません。必要なければ、このメッセージは無視して OK です。
もし、WSDL が必要ならば Web.config を構成してメタデータを公開するようにすれば良いのです。